About

こんにちは。Chappyの白木です。
ここでは、スプーンリングを代表とする、食器をリメイクした装身具や、Chappyについてお伝えします。
スプーンリングの起源は、17世紀まで遡ります。
当時、イギリスでは貧富の差が激しく、一般市民では指輪など到底買えるものではありませんでした。
貴族の屋敷に使用人として勤めていた人々は、屋敷から銀のスプーンをくすね、加工して指輪にしました。それを愛する恋人に結婚指輪として贈ったのが始まりだと言われています。
時は変わって1960年代、物質主義からの解放を目指した米国のヒッピーたちの中では、”リメイク・アップサイクル”の装身具を作ることが流行していました。その中でスプーンリングが注目され、流行しました。現在、古着屋さんで見られるスプーンリングはこの頃のものだと思われます。
私自身長く使われてきた古いものを好んで使っており、 ”もっと手軽に古いものを日常に取り入れてほしい” という思いのもと、2015年冬に"Chappy"を立ち上げました。
材料となるアンティークスプーンは、北米・欧州から仕入れた1850~1950年ごろのもので、実際に食器として使われてきた歴史がくすみや小傷に表れています。
選定・デザイン・加工・販売を行っているのは私一人。1点1点手作業で丁寧に仕上げています。
もう使われなくなり食器としての役目を終えたスプーンたちに、装身具としての新たな役割を与えることで、再び大切に使ってもらえることを願って活動してまいります。